合格体験談

調剤薬局の薬剤師として働き始めて、もう7年が過ぎました。

私は高校卒業後、すぐに薬学部へ進学したわけではなかったので、薬剤師になる前に一度社会人を経験しています。社会人として働いていたころに、自分の体調不良を救ってくれた薬剤師さんと薬そのものに感動し、薬剤師という職業について、薬についてもっと知りたいと思うようになりました。しかし、高校を卒業してからすでに何年も経過しており、もう一度大学受験をして合格するということが全くイメージできなかったため、そよかぜ進学塾の塾長先生に相談しました。

「岐阜薬科大学を受験しようね。1年あれば大丈夫！」という迷いのない塾長先生の言葉に、私も「やります！」と即答していました。

今思えば、私の心の中には様々な思いが渦巻いていたと思います。学力に対する不安、両親はどう思うだろうか、年齢的にはどうなのだろうか(私は女なので)、今とは全く違う生活が始まるのだろうか…などなど。「1年あれば大丈夫！」という言葉は、その全てを吹き飛ばして「学びたい」という純粋な気持ちだけをすくって、ポンと私の背中を押してくれたのだと思います。

岐阜薬科大学を受験するためには、英語・数学・化学に加えて、現代文・古典・漢文・地理も必要でした。仕事も続けていたので、無駄をなくし効率よく勉強することが必須でした。そのための勉強方法を教科ごとに教えてもらい、また全ての教材を選んでもらえたことがとても心強かったです。

自分一人でも学習できるようにと、適切な教材を選んでもらえたため、時間を見つけてどんどん進めていくことができ、わかるという実感が自信になりました。ただ、高校生のころから社会が苦手で、地理だけはどうしても自分で進めることができませんでした。しばらくそれを隠していましたが、次第に不安と後ろめたさを感じ、担当の先生にそのことを打ち明けました。怒られることもなく「もっと早く言えばよかったのに…気づかなくてごめんね。」と言ってもらえました。授業で地理を教えてもらえることになり、安心して勉強できるようになりました。

1年後、無事に岐阜薬科大学に合格したのですが、合格の決め手は「信じること」だったと思っています。先生方が私と私の合格を信じてくれたこと、そして私も、先生方を信じ、自分と自分の合格を信じることができたから、1年間頑張り続けることができたのだと思います。

今の私は、塾長先生に会う前のいろいろな思いが渦巻いていた自分とはほぼ別人です。この塾に来ていなければ、今の自分はありません。私を新しい人生へと導いてくれた先生方に、心から感謝しております。